光軸合わせ2008年08月02日 17時14分06秒

今週末は新月なので、八方が原あたりに出動したいと思っていたが、昼は晴れ間もあるものの、夕方から夜はずっと曇りの予報のため、機材の手入れをすることにした。
ちょうど、CATSEYEに注文していたサイトチューブとオートコリメータが届いており、早速、18UCを組み立てて、レーザーとの比較を行った。
まず、サイトチューブを覗いて、斜鏡位置を調整した。調整と言っても、スパイダーが固定なので、軸上の高さと回転だけの調整になる。それでもフォーカサーから単に見ているよりも、十字もあって合わせやすかった。少し斜鏡ホルダーを取り付けているボルトを締め過ぎていたようだ。
次に、レーザーで斜鏡と主鏡を合わせる。ここは、いつもやっている事なので、すぐに完了。
いよいよ、オートコリメーターをセットして覗いてみる。CATSEYEのサイトに、とても詳しい図が載っていたので、予想していた通りの見え方だった。中心を通る線上に、2つのセンターマークがずれて見えていた。主鏡の調整ネジを回して行くと、完全には一致はしないが、かなり中心に寄せる事ができる。そうすると2つ以上のマークが見えていて、いかにも何回も反射した像も見えているという感じだ。
しかし、レーザー(バローレンズをつけて)で合わせたところより、かなりずらすことになってしまう。レーザーに付け替えてみると、やはり、ずれている。
レーザーとオートコリメーターの両方について、それら自身のずれを疑って、フォーカサーの中で回転させても、ずれは見つからない(両方とも、よく調整されているようだ)。
レーザーとオートコリメーターの精度が違うと言うのではなく、明らかに、もっとも光軸があっているとする場所がずれているようだ。
CATSEYEのJimさんに荷物の到着を知らせたメールの返事で、使った感想を聞かれているので、この点を尋ねてみようと思う。

主鏡洗浄2008年08月02日 17時31分57秒

光軸合わせをするために、18UCを組み立てたところ、カバーをかけていたものの、結構ほこりがついていた。何気なく、掃除用のハンディモップでこすってしまった。モップについていたよごれか、界面活性剤?のようなものが付いてしまったようで、鏡の表面に模様がついてしまった。
前回の洗浄が予想よりも簡単だったので、この際、洗浄してみることにした。本当は、コーティングには良くないので、年1回くらいにするつもりだったが、例外として行った。
2度目なので、とてもスムースに進み、とてもきれいになったように見える。早く天気が安定して(特に夜)ほしい。

木星の連続撮影2008年08月16日 21時26分00秒

8/15夜は予報では曇りということだったが、月と木星の辺りは雲が切れていたのでToUCamで撮影してみた。10時半ごろが大赤斑の子午線通過なので、その前後で5分おきに撮影した。3倍バローでは、写りが悪いので、2倍での撮影を行った。
GIFアニメーションにしたいところだが、極軸が少し合っていないため位置が一定しておらず、木星本体の位置をそろえる必要がある。画像はその内の一枚で、1分間の撮影で、Waveletの設定はjupiter2-mediumを使用した。一緒に写っている衛星は、木星本体に近い側から、GanymedeとEuropa。