久しぶりの星見(八方ヶ原ー大間々駐車場)2011年04月30日 07時47分02秒

早朝の筑波山
連休中の晴れ間は4月29日ー30日だけらしいので、久しぶりに星見に出かけました。栃木県の八方ヶ原です。
本格的にiPadを使っての星見のつもりでしたが、肝心のiPadを自宅に置き忘れてしまいました。直前まで、充電しようとしたのが裏目になりました(反省点:チェックリストを作る)。
富士山などでも道路の破損など、地震の影響があったと聞いていたので、こちらがどうか、少し心配でした。
つくばから矢板までの間では、道場宿付近のR408で2ヶ所片側交互通行がありました。八方ヶ原の入り口には、矢板ー塩原間は大型車は通行止めの表示があり、登り始めてすぐのカーブに、片側車線だけになって信号機で交互通行になっているところはありました。ただ、他には道路の破損箇所などは無いようで、結局、問題はありませんでした。
途中、天気予報のとおり、雨に降られましたが、7時過ぎに大間々駐車場に着いた時には、雨はあがり、ところどころ晴れ間がでました。しかし、9時すぎまで、かなり風が強く、手で押さえていても、すぐ鏡筒が回転してしまうほどでした。でも、自然に回転させるようにしておけば、(以前、経験したように)ひっくり返ってしまうようなことはないようです。今回は、鏡筒のカバーと大きい方のシュラウドを着けたフル装備で観望しました。
最初は、シーイングも悪く、土星を見ても安定していませんでした(この時点では、ミラーも冷えていなかった)。その後、10時を過ぎる頃から、風が弱くなってきて、ほぼ全天が晴れ上がり、シーイングも良くなってきました。昨年に比べて、土星の輪が開いてきており、カッシニの間隙も良く見えました。
M51の腕の感じや、NGC4631が大きく横たわっているのも楽しめました。ただ、湿気は残っていたようで、空が少し明るめなところもあったようです。例えば、それぞれは良く見えてはいましたが、M64の黒目やソンブレロ銀河(M104)の暗黒帯の様子は見難かったです。NGC4565のエッジオンの形も良く見えましたが、前回にここで見たときよりは淡く感じました。私が観望に慣れてきたせいか、M101、M106, M65, NGC4631, NGC3521, M84といったあたりは良く見えました。
また、M3, M13に加えて、M5やM107, M56といった少し小さい球状星団も楽しめました。
今回は双眼装置(Panoptic 24 mm x 2)とEthos 13 mmで観望しました。双眼の方が覗きやすいのですが、やはり細かいところまで見えるのは単眼でした。はじめはArgo Navisが勝手にResetされたりしましたが、電池を新しいのに入れ替えた後は調子がよくなり、導入精度も十分でした。iPadを持ってきていれば、もっとたくさんの天体を見れたと思います(残念)。
2時過ぎに寒くなってきたので撤収しました。帰りは霧がずっと出ていました。写真は、帰りのR408から見た筑波山です。