日食の準備2012年04月01日 14時03分51秒

4/1の太陽
年度末の報告や学会などで星見から遠ざかっていましたが、5月21日の日食に備えて、減光フィルターを買いました(ND5、吸光度5なので、10万分の1の光量になります)。シュミットから出ている62 mm径のもので、Borgのより安く購入できました(こちらは\8,500)。
双眼掲示板で太陽望遠鏡が話題になっていて、気になってはいるのですが、今回はこれで対応です。高級な機材と違って、プロミネンスや表面の模様などは見えないですが、黒点はきれいに写っているようです。写真撮影専用とのことなので、直接アイピースで観望できないのが残念です。
添付したのは、Borg 60EDに0.85倍レデューサーを付けて撮影した画像(4032 × 3024 pixel)を1008 x 768 pixelにトリミングしたものです。本番では、1.4倍の補正レンズを付けて撮ってみようと思います。

春の惑星2012年04月03日 19時13分22秒

今日(4/3)は春の大嵐ですが、日曜日には久しぶりに惑星を見ました。シーイングは良くなく、時々、薄い雲もかかっているようで、明るさ自体も変動していました。右側の縁に見えている白い模様は極冠ではないようです。
火星
土星です。高度が上がる前に、曇ってきてしまいました。
土星

銀コート斜鏡とNEXUS2012年04月26日 22時22分22秒

Hubble Opticsに注文していた銀メッキの斜鏡が届き、18UCに取り付けました。前のミラー裏側につけていたヒーター基盤が剥がしにくかったですが、カッターではがして新しいミラーに移しました。もちろん大きさ(18UC用、3.1”)はぴったりで、取り付けは簡単でした。
2月10日に注文、3月12日に「今週中に発送」と返事が来てから、1ヶ月ほど経過、心配になって催促を2回して、ようやく届きました。Mr. Tongからの返事は早いのですが、なかなか発送にならず、少し心配していましたが、杞憂でした。
ちょっと見には、蒸着面はキレイで、旧ミラーよりも色味が良いように見えます。ただ、旧ミラーには経年変化もある感じなので、Al --> Agで、色彩の改善があるかどうかは、実際に観望してみないとわからないです。ここのところ天気が悪いのと、5月に入ってからは外国出張が入って、少し忙しいので、ファーストライトは少し後になりそうです。
斜鏡の光軸合わせのために、18UCを組み立てたので、Nexusをエンコーダーにつないで、きちんと働くかどうかを確認してみました。最初、水平軸はきちんと動作しましたが、高度軸は設定が逆になっていました。SkySafariの設定は水平、高度両方とも+10000で、正しく動作しました。
iPad側はスリープしない設定とし、Nexusの電池の持ちをチェックしてみました。006P 9VのLi-ion充電池(Powerizer 400 mAh)では、1ヶ月程度Nexusに入れたままにしていた電池で3時間30分で短かったですが、満充電して保管していた同種の電池では6時間30分持ちました。以前、encoderにつないでいない状態では6時間45分〜7時間40分くらいでした。いずれにしろ、一晩の観望にはほぼ1回の電池交換で十分のようです。
銀ミラーとNexusの準備はできたので、次の観望(何時になるか?)が楽しみです。