ベランダから撮影2014年02月25日 22時54分55秒

来週は新月ですが、天気が悪くなるようです。そうなると星見のチャンスはこの週末しかないのですが、今日(土曜日)も夜半すぎには曇ってくる予報だったので、この週末は自宅で撮影をすることにしました。
ミューロン180の直焦点撮影です。赤道儀の極軸があまりあっていませんが、短時間(20秒くい)のシャッタースピードなので、特にガイドはせずに撮影しています。ミューロンでは、散開星団などの大きな対象には倍率が高すぎるので、小さめだが明るい対象として、惑星状星雲をねらってみました。
うみへび座の木星状星雲といわれる惑星状星雲です。ドブソニアンでは青緑色が美しく、よく見ている対象です。ただ、何か構造があるのはわかるのですが、形はよくわかりませんでした。
まず0.8倍のレデューサーをつけた状態で撮影しました。下はピクセル等倍で全体の画面の1/4の部分を切り出したものです。外側の紡錘状の形と、明るい中心の特徴的な構造が写っていました。
NGC3242 x0.8
さらに、4倍のバローレンズを付けて撮りました。もちろん像は拡大されますが、それほど細かいところが見えているとはいえない感じです。
NGC3242 x4
拡大しているために、像が暗くなってきていて、もう少し露出時間を長くしたいところですが、街明かりがあるので、このままでは背景が真っ白になってしまいます。この晩は、雲が出てきたので、ここで終わりにしました。
次回は、OIIIフィルターなどを使って、もう少し長い露出で撮ってみようと思います。