Panstarrs彗星2013年03月17日 19時31分33秒

楽しみにしていたPanstarrs彗星がやってきました。きれいな空を期待して双眼鏡を持参した出張先のデンバーでは雪でOUT。帰国した3/15は勤務先の5Fのバルコニーから双眼鏡で眺めましたが見つけられませんでした。この時は、西の空にかかった雲に遮られていたようです。
幸い、土曜日(3/16)も晴れだったので、きのこ山に出かけました。いつもの観望場所は、東西方向は開けていて地平線まで見渡せます。自宅でもかなり風が強かったので、ドブソニアンではなく屈折望遠鏡(TV102i)を持っていくことにしました。
望遠鏡 (TV102i)
太陽は、どんどん低くなっていきます。全体には「晴れ」ているのですが、地平線近くには、もやのようなものがかかっていて、かなり明るい感じです。
日没近く
私がきのこ山に着いた時には、すでに、赤道儀にのった黄色い反射望遠鏡(口径16 cmだそうです)とポータブル赤道儀とカメラで写真を撮られている方、カメラとポタ赤のみの方、あともう一人の方(機材はよくわからなかった)が撮影準備をされていました。
私も、はじめのうちは、双眼鏡で探しながら、ポタ赤にカメラをのせて写真をとろうとしたのですが、双眼鏡でも彗星を見つけることはできず、カメラの狙いをつけることができません。適当な方向に向けて、何枚か撮影しましたが、彗星は写っていませんでした。
結局、撮影はあきらめて、ともかく望遠鏡で「見る」ことにしました。昨年からドブソニアンで使い始めた「エンコーダーとNexus、SkySafariの組み合わせ」を、F2経緯台でも使えるようにしていました。月で合わせてから、SkySafariの星図ですい星に合わせると、すぐにすい星を見つけることができました。少し広がった尾をひいているのがよくわかりましたが、導入支援がなければ見つけられなかったかもしれないです。
撮影をしていた方に、カメラの画像を見せていただきましたが、こちらは、きれいなクローズアップが写っていました。
今回は、自分では撮影はできませんでしたが、自分の目で見ることができたので満足です。今から年末のアイソンすい星が楽しみです。