iPhone+iPadで光軸調整(の準備)(2)2012年10月28日 14時37分18秒

(2)ソフトウェア
iPhoneとiPadをつなぐソフトウェアには、CAMERA-A+Bを使いました。
iTune のAppStore
https://itunes.apple.com/jp/app/camera-a+b/id363441925?mt=8
取り上げた記事(現在はこの値段で買える)
http://app.iwire.jp/apps/363441925/CAMERA-A%2BB/

CAMERA-B(こちらは、無料ソフト)をカメラ側のデバイスにインストールし、iPadなどにCAMERA-A (デバイス上では、iPadCameraと表示された、こちらは有料85円)をインストールする。起動すると相手を探して、自動的につながりました(試したのはBluetoothによる接続です、両者をONにしたら、すぐつながりました)。

近所のビルの屋上の航空標識灯を狙います。これが望遠鏡(Borg 60ED)に付けたiPhoneの画像です。
iPhone image
こちらは、iPad側の画像です。画面が大きいので見やすいです。
iPad image
このアプリには、静止画を撮影したりといった機能がいろいろあるようですが、まだ、使い方はよくわかっていません。

実際に、星像を見た時に感度が十分かどうかはわかりません(ちょっと、暗すぎるかもしれない)が、とりあえずピントが合うことは確認できました。天気が回復したら、実際の光軸調整に使えるかどうかを確認してみたいです。

コメント

_ K Nebula ― 2012年10月29日 06時39分41秒

こんにちは。
Obsessionなら、遮光シュラウド、主鏡の遮光フードを装着する前に、光軸調整すると簡単です。
レーザー・コリーメーターを使う場合ですが、まず、斜鏡の調整で、主鏡のセンター・マークの中心を射抜く。
次に、主鏡の光軸調整ネジで、レーザー光が出たところに戻ってくるように調整する訳ですが、この時、主鏡の後側にしゃがみこみ、主鏡側から斜鏡を通してフォーカサーを見れば、レーザー光がどこに戻っているかがすぐにわかります。これを見ながら主鏡の光軸調整をすれば、すぐに終わります。
ただ、最後にCHESIRE型で確認は必要です。

_ Morgenstern ― 2012年10月30日 00時31分17秒

K Nebulaさま コメントありがとうございます。
レーザーでの光軸合わせ(主鏡)については、レーザーの前のところにつけるアダプタ(横から覗ける窓と、45度に設置された投影部からなるもの)をつけることで、レーザーに帰ってきた光線を確認できるようにしているので、現状でも一応できてはいます。
K Nebulaさんも「Chesire型アイピースでの確認」とおっしゃられているように、それ以上の調整、すなわち、星像でのチェック、またはオートコリメータでのチェックを、もっと簡単に出来る方法を考えている次第です。

ただ、「斜鏡を通してフォーカサーを見る」ことには、全く気がついていませんでした。教えていただき、ありがとうございます。

今日は、晴れたので、実際の星(アルデバランとシリウス)で、焦点内外像が見えるかどうか、試してみました。

その結果は、このままではちょっと使えないといった結論でした。
理由の一つ目は、iPhoneでの焦点内外像の明るさが十分でないこと、もう一つは、ソフト自体があまり良くないということです。

星は自体は、iPhoneの像で楽に確認できる明るさですが、焦点をずらすと、もちろん暗くなります。13 mmのアイピースと8倍の望遠レンズの組み合わせでは、iPhone 3GSのカメラの像は「光軸調整」には、少し暗すぎるように思います。このソフトでは露出の調整等の機能は全く無いようで、1等星を見る場合でも、ぼかした像はかろうじてデフラクションリングがあることがわかる程度の明るさになりました。ただ、確認に使った望遠鏡はMewlon180なので、18"UCなら明るさは十分かもしれません。またアイピースも変更する余地はあります。

ソフトウェアについても、いろいろ問題がありました。ざっと使ったところでは、(1) (正確には確認していないが)Live映像を転送していると、2〜3分くらいカメラ側のソフトが終了してしまう、(2) Shutterボタンを使って静止画を記録すると、その時点でソフトがフリーズしてしまう、といった問題がありました。
Helpや使用法の説明が簡単なのしか無く、私が使い方を間違えている可能性もありますが、少なくとも、現状ではこのソフトは他の方には勧められないと思いました。

_ K Nebula ― 2012年10月30日 06時18分48秒

こんにちは。
レーザー・コリメーターは、45°の窓から見て確認できるものが多いですが、私のはシンプルなタイプです。
ドブソニアンの場合、45°の窓があっても使わないで、発射している所に反射光が戻ってくるのを主鏡側で見ながら行うのが簡単なので、そうしています。これが出来るのは、Obsessionのような、スケルトン・タイプに限られますが。
もし、反射光の位置が見えにくかったら、至近距離でもピントが出る双眼鏡、例えばテレコン・ビノも併用する、という手もあります。このテレコン・ビノは、ドット・ファインダーとも併用でき、導入に大変便利です。

_ Morgenstern ― 2012年10月31日 08時30分51秒

おはようございます。
本当に的確なアドバイスをいただき、ありがとうございます。
実は、反射光が見難い(近視でもあるので)ことは気になっていました。Kasaiで売っていた低倍率のBino(旧型)をネットオークションで手に入れていたので、確認すると、かなり近くでもピントが合うようです。次は、調整の時に使ってみようと思います。
なお、カメラソフトの不具合については、静止画記録後のフリーズ(通信の関係か?)は相変わらずですが、WifiとBluetoothを同時にONにしないことで、勝手にカメラ側ソフトが終了してしまうことは回避できることがわかりました。
また、Camera for iPadというソフトでも同じようなことが可能で、しかも静止画記録もうまく行くようです。

K Nebulaさんの掲示板で話題になっているNexusの通信トラブルについて、私もまねをして実験してみました。開始後1時間ほどで一回通信が切れました(この時は、ソフト再起動では回復せず、一度 、Nexusの電源を切ってから、Wifi設定、SkySafari起動で回復)が、それ以降は切れることはなかったようです。再接続してからは、一晩放置しましたが、翌朝も(約6時間後)Connectedの状態を保っていました。Nexusには外部バッテリーから電源を供給し、encoderはつないでいますが、時々エンコーダーを動かす程度で、あとは放置した状態(星の導入などは行なっていない状態)での結果です。

_ K Nebula ― 2012年10月31日 20時17分13秒

こんばんは。
KasaiのWideBinoは私も使っていました。第1回の双望会では、テレコン・ビノがブレイクしましたが、 http://soboe.web.fc2.com/2008/report/report2008.html その時に一番評価が高かったのがNikon TC-E2を使ったものでした。で、私もそれで製作し、以来観望の時の必需品となりました。 http://www.ne.jp/asahi/hobby/yk/Binocular.htm 。
確か、蒼い星さんが、今回、フリー・マーケットに出品していたと思います。

Nexusの通信トラブルについては問い合わせをしていますが、まだ?の状態です。NEXUSが唯一の機種なので、今までは仕方ない、と思って使ってきましたが、やはりこれは解決すべきものだと思っています。

_ K Nebula ― 2012年11月01日 06時53分11秒

エンコーダー・ケーブルのソケット・ピンですが、ソケットを交換しても、また同じになりましたので、ヴェルクロで固定しました。

_ Morgenstern ― 2012年11月02日 00時41分13秒

K Nebulaさん こんばんは
ニコンのアダプターを使ったテレコンビノの方が性能が良いということなので、自作を考えてみようと思います(オークションや米国のAmazonでは、まだ手に入るみたいですね)。

掲示板の記事(DSBrowserでバージョンが確認できる)を見て、2.0.9Firmwareへのアップデート結果をチェックしたところ、私のでは2.0.6 APとなっていました。"AP"は、アップデータのAccess Point modeのことだと思いますが、2.0.6とは変な感じです。ただ、Downloadページのデータは、バージョン2.0.3の次は2.0.9で、2.0.6というのは無いようなので、単純にバージョン番号の表示がまちがっているだけのように思われます。

私自身はエンコーダーケーブルの水平軸コネクタでトラブルになったことはないです。でも、暗くなったところで、水平軸エンコーダーに接続するのは、結構難しい時があります。また、モジュラーケーブル・コネクタ自体が、何度も抜き差しするような規格では無いと思うので、固定してしまうのは良い考えだと思います。
工具とコネクタ(RJ45と4線4心タイプ)が届き、元のケーブルの修理(新しいRJ45コネクタにコネクタカバーといっしょに取り付けた)に加えて、手持ちの4線ケーブルを使って短いエンコーダーケーブルを作ったところなので、さっそく真似をさせていただこうと思います。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://morgenstern.asablo.jp/blog/2012/10/28/6614683/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。