薄ぐもり2010年05月05日 03時17分56秒

いちおう晴れの予報が出ているので、期待はできないとは思いながら星見に出かけました。今年はじめての大間々(八方ヶ原)です。改修の効果の確認と、重りの効果(鉛粒を詰めたパイプ2本を底部に追加した)が目的です。

光軸については、前回、すでに確認していますが、とても安定していました。ただ、水平エンコーダーに少し問題があるようで、次回までに確認しておこうと思います。Azimusをある程度大きく動かすと、3くらいのずれが出るようでした(どこかで滑っているような感じ)。

前回は、付属のカウンターウエイト2本を底部につけていましたが、より長いパイプ2本とカウンターウエイト1本の3本体制にしてみました。およそ1.5 kgの追加になっています。ただ、3本目(元のカウンターウエイトの内の1本)はスペースの関係で、すでに取り付けたパイプ重りに、さらにケーブルタイで取り付けたため、重みで下がりやすいことがわかりました。遮光板を小さい方を使えば、3本目は無くてもよさそうなので、外してしまおうと思っています。

前回の観望では、大きい遮光板をつかっていたこともあり、トップヘビーになっていましたが、今回は双眼装置やパラコア+2インチアイピースでも、お辞儀をしてしまうようなことはありませんでした。

肝心の空は、全体がうすぐもりで、背景が明るく、特に、銀河はうまく見えませんでした(M81だけ確認できた。M104はわからなかった)。これまでで一番空が明るかったように感じました。

土星や、M3やM13の明るい球状星団、M57、重星などを見て終わりにしました。双眼装置で見る土星はとてもきれいでした(輪が薄くて残念)が、球状星団は今ひとつでした。ちょうどそのあたりの雲が厚めだったようです。

天気は下り坂のようですが、これから月の出がさらに遅くなっていくので、次の晴れに期待したいです。