主鏡の洗浄2008年05月24日 12時53分27秒

天気の悪い日が続いているので、主鏡を洗うことにしました。マニュアルでは、あまり頻繁な洗浄はコーティングを傷めるので、年に1回くらいで十分ということでしたが、鏡の表面がよごれているように見えるので、一度やってみることにしました。
まず、精製水を20 L用意しました。マニュアルでは、最初から精製水を使い、10 Lくらい必要となっていました。近所では、車のバッテリー用の500 mL瓶しか売っていなかったので、業務用の工具等を扱っているネットショップ(MonotaRO)で20 L(1995円)を買いました。
マニュアルでは、ミラーボックスに入れたままで行うように書いてありましたが、浴室に入らないので、ミラーのみを浴室に運び入れて行いました。手順は以下のとおり。
1) ミラーを洗面器の上に置き、シャワーの水をかけて、ほこりなどを洗い落とす。
2) 極く薄い洗剤液(小さい洗面器半分の水に台所洗剤2,3滴)をミラー表面に流しかけ、ミラーの凹面にたまった状態にする。軽くまとめたレンズクリーニングペーパー(柔らかいタイプ)で表面をなでる(力は入れないようにする)。これを2回繰り返した。
3) シャワーで、洗剤液を洗い流す。念入りにおこなう。ここまでは水道水をつかう。
4) 精製水を洗面器にとり、7,8回に分けて、ミラー表面をすすぐ。毎回、ミラーを傾けて、たまった水を落として、繰り返す。
5) 最終回に残った水滴を、クリーニングペーパーをあてて吸い取る。
6) そのまま浴室で乾かす。
といった手順で行いました。水滴のあとなどはなさそうですが、完全な鏡面というわけではないです。でも、洗浄前にくらべるとかなりきれいになったので、次の観望が楽しみです。精製水は、1/3くらい減っているので、7,8 Lくらい使ったようです。一ヶ所だけ0.5mmくらいのクリーム色の点があるのですが、メタノールでふいても落ちないので、これは無視することにしました。
ミラーを外した機会に、ミラーボックスの様子を確認しました。これまで、車で輸送中に、ミラーをつっているベルトが外れていることがあったので、ベルトをミラーの間に、ベルクロテープを3ヶ所つけることにしました。
また、これまで、冷却ファンを使っていなかったのですが、電源の接続場所をチェックしました。私は、電源からのプラグにあうコネクターが、すでに設置されているものと思っており、場所を確認するだけのつもりだったのですが、なんと、ファンからのリード線は、ファンについているリードがそのまま出ているだけでした。
手の届きやすい場所にコネクターを置きたいと思っていたので、少し長めにリードを延ばし、コネクターを付けようと思います。今後、秋葉原に出た時に適当なコネクターを入手するつもりです。MeadeのLightBridgeに比べると、本体の組立などを含めて、ユーザーが自分でいろいろ工作できることが前提なのだなと思いました。