八方が原2008年05月07日 11時07分03秒

5/4は曇りで全然だめでしたが、5/6は晴れということでしたので、八方が原(大間々台駐車場)に行ってきました。幸い、5/7も休暇を申請していたので、朝までの予定です。
5時ごろに出発して、R408経由で2時間弱で到着しました。途中の道路も混んでいませんでした。
展望台の駐車場で18UCを組み立てていると、Ninja320をお持ちの方が見えられました。あいさつをしたところ、4月に山の駅たかはらで観望しようとしていた時に来られた方でした。これも偶然ですが、姓も私と同じで驚きました。
ノートパソコンに作成されたデータベースと星図ソフトを使って、どんどん導入されており、フリーの星図などについても教えていただきました。私のObsession18UCについてもお見せしましたが、導入支援装置(Argo Navis)の具合が思わしくなく、導入した対象でAlignmentを繰り返しても精度が上がりませんでした。電圧の低下を疑って、電池を交換してみましたが、一度合わせた位置から離れた対象を導入しようとすると、40 mmのアイピースでも視野に入らない様な状態でした(残差も3とか4とかになっている。通常は、すぐに1以下に落ち着いていた)。
Ninja320の方には、代表的な惑星状星雲や銀河などを実際に見せていただき、写真や本との見え方の違いが良く分かりました。特に小さい惑星状星雲(キャッツアイ、低倍率では星状にしか見えない)や、エッジオン銀河(かみのけ座NGC4565)、はくちょう座の網状星雲(OIIIフィルター、この望遠鏡の倍率では見えないと思っていた)については、今回見せていただかなかったら、目の前に在っても分からなかったと思います。このあたりは、ネットや本ではわからないところで、とても感謝です。
空のコンディションは、晴れてはいたのですが、特に低空はもやがかかったような状態で薄明るい感じでした。Ninja320の方も、条件の良い時よりも明るいとおっしゃっていました。また、これまで暗かった北側も明るくなってきているそうです。

八方が原(見えたもの)2008年05月07日 11時29分52秒

今回の八方が原(大間々台)で見えたものは以下のとおり。
エンコーダーの調子は悪かったのですが、Ninja320の方のおかげで、星空名所百選(津村光則氏)の春・夏の部は、ほとんど見ることができました。ただ、もや(?)の影響で、背景がかなり明るく、特に南側の対象や、低空の対象は見にくかった。
NGC3242(木星状星雲)結構大きい。緑には見えない。
M65 導入していただいた。結構大きいが淡い感じ。
M81&M82 2つでハの字に配置されているのがわかる。形の違いもはっきりわかる。
M97(ふくろう星雲)大きいが淡い感じに見える。模様は分からなかった。
M51(親子銀河)はっきり2つがわかるが、腕の様子はわからない。
M3 双眼(PO24 mm x 2)でも見てみた。とてもきれい。
M104(ソンブレロ銀河)存在ははっきりわかるが、背景が明るめで形や暗黒帯の様子ははっきり見えない。
M101(Pinwheel)存在はわかる(?)が淡い
M13 双眼(PO24 mm x 2)やEthos13 mmでちょうど見える。しかし、以前2インチ〈?〉双眼装置で見せていただいた立体感と迫力には及ばない。
M4 背景が明るく、貧弱に見える
NGC6543(キャッツアイ星雲)教えていただいたのでわかったが、自分で導入したら分からなかったと思う。N6 mmで、星ではないことははっきり分かるが、眼の模様はわからない。
NGC6231 散開星団は、40 mmでも拡大しすぎの感じ。
M8(干潟星雲)写真でみた時の形状が眼視でも分かる。色は分からない。
M20(三裂星雲)これも3つに分かれた感じが分かる。このあたりは背景が特に明るかったのでOIIIフィルターを使った。
M17(オメガ星雲)Zみたいな形が良く見えた。
M71(野鴨)
NGC6802(コートハンガー)拡大率が高くて、形が良く分からない。もしかするときちんと導入できていなかったかも。
M27(亜鈴星雲)OIII付きでは、真ん中あたりのくびれた感じも見える。
M57(リング星雲)Ethos13 mmでは、はっきりリングが分かる。中心星などは、もっと拡大が必要。
NGC6992(網状星雲)教えていただいて初めて見た。OIII付きで、円弧状なのがよくわかる。全体の形状はもっと低倍率で見る必要があるのだろう。
NGC7009(土星状星雲)結構大きくはっきり見えるが、耳はわからなかった。フィルターを入れるべきだったか?
M15 中央集光が鋭いというのがわかった。
M31 おそらく全体の一部(中央部)だけを見ているようだ。背景が明るくなっており、そのせいもあって良くは見えない。
見えなかったもの・かなりあやしいもの
NGC7000(北アメリカ星雲)導入して何となく明るい部分があるのが分かる(OIII入り)が、自信なし。
M7293(らせん星雲)位置は合わせてみたが、全然わからない。
IC5148 大きいらしいが低過ぎて合わせられない。
M33 まだ低いのと薄明がちかづいて、良く見えない。