八方ヶ原で観望(2)2010年08月08日 20時31分52秒

最も集まってくるのは8/8のようですが、8/7も3つの惑星が西の空に集合していました。
3 Planets
出発時(3 pm)は曇りでしたが、時間が遅くなるに連れて雲が薄くなってきました。ここは北、西空が暗いのですが、今回はうす雲のせいかこちらの方角がよくなかったです。また、全般にすこし明るめのようでした。
数名のグループの他、個人で観望にこられた方が数人いて、にぎやかでした。46 cmの自作ドブは、2本の角パイプで支える構造で、スパイダーも変わった形でした(お話を伺ったところでは、2本パイプの構造自体は、自作ドブではそれほど珍しくは無いそうです)。大口径の双眼鏡や屈折望遠鏡(12 cm)、他にも自動導入のシュミカセ(暗くなっていたので詳細は未確認)などがありました。すべて眼視用で、写真の方はいませんでした。
Scopes
湿気が多く、透明度は今ひとつでしたが、シーイングは安定しており、惑星(木星)や球状星団(M3, M13, M15, M10, M12, M92など) が、きれいでした。時間も十分で、たくさんの対象を見ることができました。印象に残ったものを上げます。
M51-親子がはっきり見えて、腕の感じもわかった。
M33-はじめは良く見えなかったが、夜半を過ぎて登ってくると、淡いながらも濃淡がわかってよかった。
M77-淡いが、明るい中心部とまわりの薄いところがよくわかる。
NGC6210 (Turtle), NGC6543 (Cat's Eye), NGC7009 (Saturn), NGC7662 (Blue Snowball) などの惑星状星雲が明るく、きれいに見えました。
木星もきれいでしたが、天王星を、初めてしっかり確認できました。模様(帯?)は見えず一様でしたが、青みがかった色は、はっきりわかりました。一方、海王星はわかりませんでした(面積がある円盤状の星とは確認できなかった)。
ペルセウス座流星群の極大はまだのはずですが、とても明るい流星が流れていました。中には、1分近く流星痕が残るような極めて明るいものも2,3ありました。
Rising Orion
3時頃になると、細い月がでた後、オリオン座などの冬の星座が登ってきました。今回は、時々、斜鏡ヒーターをチェックしていたので、結露もなく、観望を終えることができました。

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