双望会のメモ2012年10月23日 22時53分03秒

双望会に参加して、たくさんの方々にお会いして、初めての機材、対象を見ることができました。また、たくさんの事を教えていただきました。
忘れないうちに、メモをしておきます。

太陽
黒点だけでなく、プロミネンスや表面の模様(粒状斑?)も見えるものもあった。口径やフィルター(シングル、ダブルスタック)などの組み合わせで、性能は大きく変わる(らしい)。同じ機種でも性能は同じとは限らないようだ。
自分で導入するとしたら、宮城のなべやんさんに見せていただいたシステム(115 mm双眼+金属蒸着フィルター、および35 mm太陽望遠鏡)が参考になりそうに思った。

彗星
ハーゲンローザ彗星を見せていただいた。扇のような尾がはっきりと見えた。来年以降は、大彗星が来るらしいので、楽しみだ。

アステリスム
二重星団の一方がタコに見える。教えていただくと、確かにタコに見えた。

かつさんにいただいたシールのテーマになっているミク星団(NGC7160)は、双望会では見ることができなかった(導入できなかった)ので、今後の観望でチェックする。

H-betaフィルターを手に入れたので、次は、馬頭星雲を自分で見たい。

スターフォーレスト御園の60 cm反射望遠鏡を見せていただいた。残念ながら、私が見せていただいた時は雲がかかってきていて、よく見えなかった。次回は、良い条件で見てみたい。

Nexus+SkySafari
SkySafariのバージョンアップのために2−star alignmentができず、1-starになった。誤差が大きく、近くの星でalignmentしないと導入ができない。おそらく、架台が水平になっていれば、もう少し精度が出ると思われるが、SkySafariの側が対応しないと解決にはならない。早く、Bugfixしてほしいものだ。
今回は、エンコーダ自体はうまく働いているようだったが、エンコーダとNexusをつなぐモジュラーケーブルのコネクタのストッパとなるプラスチック部分が折れていた。このため、時々、コネクタが外れてしまった。かしめる工具とコネクタを入手して修理する必要がある(新しいケーブルは高価)。

設置場所
双望会では、芝生広場への設置となった。今まで、舗装状態のところばかりで観望していたので、地面の状態にあまり気を使っていなかった。私のシステムでは、iPadを保持するために、ベース部分に支柱を保持する金具を取り付けており、地面ギリギリになっている。今回の設置場所では、脚部が沈み込むような状態になり、時々金具がこすれてしまう状態になった。地面からの湿気を減らす意味でも下に板を敷くか、脚の部分だけでも支える台を置くとよさそうに思われる。他の方々も、そのような工夫をされているようだった。

結露対策
今回の観望の最大の問題点は、結露だった。斜鏡については、少し曇りが現れはじめた時点で、斜鏡に組み込んだヒーター用の電池を交換して、時々動作を確認しながら使ったところ、曇りも取れて使用することができた。
一方、2日目の夜半過ぎには、双眼装置の先端のレンズ、ファインダーの対物レンズ、アイピースが曇ってきた。特に、双眼装置やParacorrの先端のレンズの曇がひどかった。
周りの皆さんは、入念にヒーター等の曇り対策をされていた。長めのフード(ファインダー等)などの対策は考えていたが、今回の程度の結露に対しては、ヒーターなどの対策が必要かもしれない。次回の双望会までには、ヒーターやドライヤー等の導入を考えたい。

月、惑星の観望方法
utoさんから、大口径Dobならではの月の観望として、高倍率で欠けぎわの地形に注目することを教えていただいた。クレーターの中心の山などの高い部分に日が当たりはじめる様子などを観察することができるということだった。これまでは、まぶしいので月自体を見ることが少なく、他の天体は月明かりでよく見えないので、Dobを使うこと自体が少なかった。最近、月観望を考えてNDフィルターを購入したところだが、今後は、高倍率での月観望に挑戦してみたい。
また、月や惑星の観望用に、Moon-Skyglowフィルターも勧められた。弱目の光害防止の効果に加えて、月に対してはコントラスト改善による海の部分に模様が見えるようになる効果、惑星に対してもコントラスト向上の効果があるとのことだ。

日差し対策
今回の双望会では、日中も好天に恵まれた。太陽望遠鏡の観望と、機材紹介では、ずっと屋外に出ていることになる。スターパーティーということで、昼間のイベントは余り考えていなかったのだが、実際には日中も屋外に出ていることが多かった。
次回は、(防寒用の毛糸帽に加えて、日差しよけの)帽子や日焼け止めも用意するようにしたい。

コメント

_ K Nebula ― 2012年10月24日 06時28分47秒

こんにちは。
双望会ではお会いできて嬉しかったです。機会がありましたら、是非一緒に観望しましょう。その時はObsessionでなくAPM-Binoで行きます。大口径ドブと屈折双眼で夜空を一網打尽にしてしまいましょう!

_ uto ― 2012年10月24日 09時18分14秒

双望会ではたくさん話ができて良かったです。
ようやくUCドブの日本での先駆けにも出会えましたし。
望遠鏡を覗かせてもらうチャンスを逃しましたが、いつかどこかでご一緒しましょう。
今回晴れたのは、助手席に吊るされた可愛いてるてる坊主のおかげだと思っています。

_ じ~ ― 2012年10月24日 13時55分13秒

双望会の様子、楽しく拝見させて頂いてます。
日にちを勘違いしていて申し込みできなかったのでガッカリしてました。
私もみなさんにお会いしたかったなぁ.....

話は変わりますが、SkySafariのバグ、まだ治りませんね。
もしお急ぎでNEXUSをお使いになりたいのでしたら、
https://itunes.apple.com/jp/app/id444204249?mt=8

StarSeek 3 Pro 1300円

こちらが現状ではver3.5.1なのでSkySafariと同様に使えます。
中身は全く同じ物です。(動作確認済み)
一時しのぎに余分な出費になってしまいますが.....

それからエンコーダーケーブルですが、
http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m100678248

この値段なら工具を買うのとあまり変わらないと思います。
また、壊れたケーブルの補修もしてくれるとの事です。

_ Morgenstern ― 2012年10月24日 20時48分05秒

K Nebulaさま
こちらこそ、銀ミラーのM42と太陽像を見せて頂き、ありがとうございます。次は、APM-Binoのrich fieldの星空を見せて下さい。よろしくお願いします。

utoさま
情報満載のHPを見せていただいていますが、実際にお目にかかると、また、いろいろ教えていただけてうれしかったです。謎の観望地の正体も教えていただき、ありがとうございます(少し、遠くてなかなか行けそうに無いのが残念ですが)。
初めて富士山5合目に行くときに作ったてるてる坊主ですが、今回は効果があったみたいです。

じ~さま
来年の双望会では、ぜひお会いしたいです。

StarSeek3の情報ありがとうございます。しばらくは観望出来ないかと思っていたので、大変ありがたいです。さっそく購入します。

エンコーダーケーブルについても教えていただき、ありがとうございます。リーズナブルな値段で売ってくれる方がおられるのですね(パーツ自体は、特殊なものではないのに、普通に売っているのは高いですよね)。
実は、モジュラーコネクタとかしめ工具を買ってしまいました。ただ、Nexusを使うようになって、短いケーブルも作りたいと思っていたので、工具自体は買ってよかったと考えています。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://morgenstern.asablo.jp/blog/2012/10/23/6610815/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。